WSUSの非推奨化とその影響・対応について【2024年10月更新】

WSUSが非推奨に

2024年9月、Microsoft社はWSUS(Windows Server Update Services)を将来的に廃止することを発表しました。
これは、すぐにWSUSが使用できなくなるという意味ではなく、WSUSが非推奨となり、新機能の開発がストップすることを意味しています。
具体的な廃止時期については、現時点では確定していません。

Microsoft社による発表:Windows Server Update Services (WSUS) の廃止 – Windows Blog for Japan

現時点で分かっている影響

先述の通り、WSUSが廃止されても引き続きサービスを利用することが可能です。
現在使用している機能は廃止後も一定使用可能と考えられます。

では、WSUSが廃止されると、どんな影響があるのでしょうか?
一つは、廃止後、Microsoft社は新機能の要望を受け付けないため、脆弱性が発見されても対処されないことです。
また、今後WSUSが使用できなくなる可能性があることです。WSUSをいつまで使用することができるのか、まだ明らかになっていません。
しかし、今後WSUSが終了する可能性や、新しいWindows OSがWSUSに対応しなくなる可能性があります。

このような懸念を踏まえると、引き続きWindowsの更新プログラムを管理するためには、WSUSから別のツールへ移行する必要がありそうです。

現時点で分かっている対応策

Microsoft社はクラウドツールへの移行を推奨しています。
クライアントOSの更新管理については、Microsoft IntuneおよびWindows Autopatchが、
サーバーOSの更新管理については、Azure Update Managerが後継のサービスとなります。

WSUSでは、クライアントOSとサーバーOS両方を管理することができましたが、今後はそれぞれ別のツールで管理する必要があります。

今後の情報のキャッチアップは?

WSUSの廃止に関しては、まだ公開されている情報が少ない状況です。
WSUSはユーザー影響も大きいシステムのため、Microsoft社としても段階的に情報が発表されると予想されます。
Microsoft社の公式ブログ等でチェック頂きつつ、弊社CloudSteadyでも移行後のサービス含め情報発信していきますので、是非ご確認ください。

1 票, 平均: 1.00 / 1 (この記事が参考になった人の数:1)
評価いただきありがとうございます
読み込み中...

注意事項・免責事項

※技術情報につきましては投稿日時点の情報となります。投稿日以降に仕様等が変更されていることがありますのでご了承ください。

※公式な技術情報の紹介の他、当社による検証結果および経験に基づく独自の見解が含まれている場合がございます。

※これらの技術情報によって被ったいかなる損害についても、当社は一切責任を負わないものといたします。十分な確認・検証の上、ご活用お願いたします。

※当サイトはマイクロソフト社によるサポートページではございません。パーソルクロステクノロジー株式会社が運営しているサイトのため、マイクロソフト社によるサポートを希望される方は適切な問い合わせ先にご確認ください。
 【重要】マイクロソフト社のサポートをお求めの方は、問い合わせ窓口をご確認ください