Azure契約パターンによるコスト削減の注意点

Azureの利用におけるコストの見直しを行う際には、利用しているリソースのサイズ変更や不要リソースの削除という観点から確認を行うと思いますが、Azureの契約パターンによってもコストの見直しが可能かどうかについて確認をいたしました。

まず、Azureは4つの契約パターンがあり、それぞれの契約パターンの特徴については下記となります。

・EA(Enterprise Agreement):Microsoft 365(旧称:Office 365)をお使いで、Microsoft社とEA契約を締結している場合、EA契約の下でAzureを利用することが可能です
Azureの利用料を3年間事前に見積もりを行って契約するプランとなり、複数ライセンス(Microsoft365など)などまとめて契約が可能です。しかしながら、対象数が500(ユーザー/デバイス)以上ととなり大規模な組織での利用が想定されますが、ほかのプランに比べコストを削減することが可能です。
購入経路は販売代理店からとなります。

Enterprise Agreement

・CSP(Cloud Solution Provider):CSPパートナーのリセラーから提供されるプランです。従量課金の請求書払いが可能となりますが、購入経路は販売代理店からとなります。

Azure in CSP

・Azureインオープンプラン:100ドル単位の金額をプリペイド方式で前払いして利用するプランです。購入経路は販売店代理店からとなります。

Azure イン オープン プランのライセンスの紹介

・MOSP(Microsoft Online Subscription Program):個人利用が可能となるプランです。クレジットカードを登録すれば従量課金でクレジットカードでの支払いとなります。購入経路はマイクロソフト(オンライン)となります。

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企業など法人での利用となると契約パターンは、EA、Azureインオープンプラン、CSPとなります。
※MOSPについては個人の検証で利用される場合が多いようなので、今回コスト削減の観点からは外します。

それぞれの支払い方法はそれぞれ下記となりかなり特徴的です。


EA:3年間分を事前に見積もりをしたうえで先に料金を支払います。支払った料金について余剰が出ても返金はありませんが、高い割引率で利用可能です。

CSP:月毎での従量課金による請求書払いとなります。利用方法を見直すことで翌月コストへ反映させることが可能です。

Azureインオープンプラン:100ドル単位で課金する形となります。先に支払いをするという点ではEAに近いですが、プリペイド方式になる為都度課金が必要となり利用金額を常に確認する必要があります。

契約パターンとしてみるとEAについては、正確に見積もりができれていれば割引率もありコストという点では削減することも可能ですが、余剰金となってしまった場合、返金がありません。
コスト削減という観点から見ると、再契約時は割引率も想定した上で正確な見積を行う必要があります。

CSPについては、毎月の従量課金となり利用量などの制限もなく比較的コストの見直しは行いやすいですが利用月の翌月に請求が来る為、利用金額を見てコストを見なおすとなると、期間的なズレが発生しますので注意が必要です。

Azureインオープンプランは初期導入時の契約としては容易に始めることが可能ですが、料金管理という面では本格的な利用についてはEAもしくはCSPへの移行がよいと考えています。


いずれの契約パターンでもAzure Reserved Instancesは利用可能です。
※Azure Savings Planについては、EA(エンタープライズDev/テスト)、CSP(一部CSPでは提供していない可能性あり)で利用可能です。


契約パターンで、支払い方法がかわります。

契約している内容を踏まえ、効率的にリソースを利用することができれば結果的にコスト削減ができると考えていますので、今一度ご利用されている契約についてご確認さればいかがかと思います。

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