FinOps Certified Practitioner(FinOps 認定プラクティショナー)に合格する方法、経験してわかったこと

■はじめに

この度、FinOps認定資格(FinOps Certified Practitioner)を取得しました。
今後同資格に興味のある方や受験される方々の参考に少しでもなればと思い、筆者の経験から受験に関してお伝えできることを記載します。

そもそもFinOpsとは、については以下公式サイト及び幣サイトの記事をご参照ください。
What is FinOps?
FinOpsの基礎、メリット・デメリットを紹介

■受験前の筆者のスキル等について

業務でMicrosoft Azureに触れており、Azureの認定資格であるAZ-900とAZ-104を取得しています。
FinOps認定資格(FinOps Certified Practitioner)は、クラウドの基礎知識があることを前提としています。
AzureやAWS、GCPなどベンダーは問われず、汎用的な知識で対応可能となるので、
クラウドに関する基礎的な知識に不安がある方は、まずは何でもいいのでクラウドの基礎学習から始められることを推奨します。
※AzureであればAZ-900レベルの知識で問題ありません

元々FinOpsについては、耳にしたことはあったが詳しくは知らない。という状態でしたが、
先日(2023/12)日本で初めて開催されたFinOps Foundationの公式Meetupに参加し、(大袈裟ですが)FinOpsに未来を感じた為、
まずは資格を取ろうと考えました。
こちらの記事の執筆時点(2024/01)では、公式をはじめとしたFinOpsに関するドキュメント類はほとんど英語で、
日本ではまだまだこれから、という状況もやる気に火をつけた要因であります。

■試験について

以下については私が受験した2024年1月時点での情報となり、今後変更となる可能性がありますのでご注意ください
詳細は公式サイト等をご確認いただければと思いますが、試験は以下となっていました。
試験は会場等のオンサイトではなくWeb上で受験可能
カメラをオンにする等の監視はない
試験の日時は任意、24時間いつでも受験可能
問題数は50問で合格点は75%、点数配分は恐らく均等
試験時間は1時間
全問2択か4択の択一式で、文章内の穴埋め、質問に対する選択、正誤問題があった
1回目で不合格だった場合は2回目も追加費用なしで受験できる(ただし受験費用を支払ってから1年以内)
前の問題には戻れるが位置を指定して飛べず、1問ずつしか戻れない
→見返す際は時間がかかるので注意
全問英語での出題、ブラウザの翻訳機能を使用可能
→ただし前述の通り、基本的にドキュメント等はすべて英語で記載されているので、日本語に翻訳した際にどういった言葉になるのか、
 というのを勉強の段階で確認しておくことで認識祖語による誤答は防げる。筆者は、受験中に英↔日を全問で切り替えて進めた。
問題の順番はおそらくランダム、カテゴリ毎に分かれていなかった

■学習方法

インプット学習に関してはFinOpsの公式サイトのみで大丈夫です、合格に必要な知識は公式サイトですべて網羅されています
費やした時間としては、12時間程度でした(後述のアウトプットを除く)。
基本的に以下フレームワークのコア要素について、すべて理解できることが理想です。
それぞれのカテゴリで満遍なく出題されます。
Framework Overview
FinOps Foundationの概要や行動規範などについては本資格では問われません。
補助的に、分かりづらい箇所などはWebでヒットした他サイトも参考にしましたが、公式サイトの語句の使い方で試験も出題される為、
公式サイトの内容を読み込むのがベターです。

アウトプット学習では主にUdemyの模擬問題集を活用しました。
私が使用したコースは以下です。
FinOps Certified Practitioner (FOCP) Exam Questions
移動中などのスキマ時間にも学習を行い、費やした時間としては6時間程度でした。
こちらの問題集で安定して9割程度取れるようになったところで受験しました。

■おわりに

1度まで再受験が可能なので、不安はありましたがまずは当たって砕けろの精神で受験したところ、
正直Udemyの問題よりも少し難しく感じましたが、何とか8割程度の得点で合格することが出来ました。

今後は業務や自身のキャリアに活かしていくために、引き続きFinOpsに関するキャッチアップを継続していきたい所存であります。

パーソルプロセス&テクノロジーでは、Azure環境におけるFinOpsのフレームワーク導入の支援を行っております。
また、FinOps導入の前に、まずクラウドコストを削減・最適化したい、と言った要望にも対応可能で、多くのお客様に満足頂いています。
ご相談は無料ですのでお気軽にご連絡ください。

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