Windows Virtual Desktop 最新ニュース(2019年12月11日)Personal での VM 割当が楽になりました

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みなさん、Windows Virtual Desktop(以下、WVD)のご利用状況いかがでしょうか。

先程、WVD フォーラムにて Personal (マルチセッションじゃない1ユーザーに対して1VMを割り当てる使い方)で作った WVD において、ユーザーを VM に割り当てる方法がアナウンスされました。
[Personal desktop direct assignment is now available!]
https://techcommunity.microsoft.com/t5/Windows-Virtual-Desktop/Personal-desktop-direct-assignment-is-now-available/m-p/1059257

従来の課題

例えば、100 名が使用する WVD で VM が 100 台あり、ユーザーと VM を任意のもので割り当てたい場合、今までは自動で割り当てられるため、この台数では事実上不可能に近く、現実的には割り当てたい VM 以外(99 台)の VM をログインできないようにして、一人ひとり割り当てたい VM にログインしていくという途方も無い作業が必要でした。

今後できること

まず、前提として PowerShell を最新にする必要があります。WVD の構築・管理担当者はこまめにアップデートするのは習慣化しましょう。
管理者として PowerShell を起動して以下のコマンドを実行しましょう。

Update-Module -Name Microsoft.RDInfra.RDPowerShell

ホストプールの属性に AssignmentType というものが追加されました。既定は Automatic で Direct に変更することで任意のセッションホストにユーザーを割り当てることが出来るようになりました。

# ホストプールの AssignmentType を Direct に変更
Set-RdsHostPool <tenantname> <hostpoolname> -AssignmentType Direct

# ホストプールにユーザーを追加
Add-RdsAppGroupUser <tenantname> <hostpoolname> “Desktop Application Group” -UserPrincipalName <userupn>

# セッションホストにユーザーを割り当て
Set-RdsSessionHost <tenantname> <hostpoolname> -Name <sessionhostname> -AssignedUser <userupn>

公式ドキュメントはこちらです。
[Configure the personal desktop host pool assignment type]
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-desktop/configure-host-pool-personal-desktop-assignment-type

なお、検証したところ、すでにユーザーが割り当てられたセッションホストに対して、上書きしたり消したりすることは出来ず、原則未割り当ての新規セッションのみとなります。

もしユーザーが割り当てられたセッションホストを再利用したい場合は、一度ホストプールにぶら下がったセッションホストを論理上削除し、改めて手動で再登録することになるかと思います。

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