シングルセッションのWVDに別のユーザーを割り当てたい

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シングルセッションのWVDにユーザーを再割り当てをする方法は、WVDがv2(ARM)かv1(クラシック)かによって手順が異なる
ここではv2における再割り当て方法を記載する

WVD v2(ARM)-Azure Portalのサービス[Windows Virtual Desktop]からホストプールなどを管理
WVD v1(クラシック)-Azure PortalからではなくPowerShellでホストプールなどを管理
参考情報:WVD v1(Non-ARM)からWVD v2(ARM)への移行は可能ですか?

(1)セッションホストの削除
①プログラムの削除
対象の仮想マシンから以下プログラムをアンインストールする
•Remote Desktop Agent Boot Loader
•Remote Desktop Services Infrastructure Agent
•Remote Desktop Services Infrastructure Geneva Agent

②Azure Portalから削除
[Windows Virtual Desktop]→[ホストプール]→[セッションホスト]より該当のセッションホストにチェックを入れ削除する
※この手順ではリソースは削除されず、ホストプールの登録のみが削除される

(2)セッションホストの登録
①ホストプールへ登録するためのトークンを発行する
PowerShellを起動して以下コマンドを実行する、なお<>で囲まれた箇所は適切な値に修正する

1.Windows Virtual Desktop環境にサインイン
New-AzWvdHostPool -ResourceGroupName <resourcegroupname> -Name <hostpoolname> -WorkspaceName <workspacename> -HostPoolType <Pooled|Personal> -LoadBalancerType <BreadthFirst|DepthFirst|Persistent> -Location <region> -DesktopAppGroupName <appgroupname>

2.トークンの作成
New-AzWvdRegistrationInfo -ResourceGroupName <resourcegroupname> -HostPoolName <hostpoolname> -ExpirationTime $((get-date).ToUniversalTime().AddDays(1).ToString(‘yyyy-MM-ddTHH:mm:ss.fffffffZ’))
※上記コマンドでは作成するトークンの有効期限が1日となっているので、1日経過後は再度作成する必要がある
 AddDays(1)をAddHours(5)などに変更可能


3.トークンを変数にエクスポート
$token = Get-AzWvdRegistrationInfo -ResourceGroupName <resourcegroupname> -HostPoolName <hostpoolname>


4.Azure ADユーザーがホストプールに追加されていない場合は以下コマンドで追加
New-AzRoleAssignment -SignInName <userupn> -RoleDefinitionName “Desktop Virtualization User” -ResourceName <hostpoolname+”-DAG”> -ResourceGroupName <resourcegroupname> -ResourceType ‘Microsoft.DesktopVirtualization/applicationGroups’
ユーザーグループごと追加する場合は以下
New-AzRoleAssignment -ObjectId <usergroupobjectid> -RoleDefinitionName “Desktop Virtualization User” -ResourceName <hostpoolname+”-DAG”> -ResourceGroupName <resourcegroupname> -ResourceType ‘Microsoft.DesktopVirtualization/applicationGroups’

詳細はMicrosoftドキュメント[PowerShell クライアントを使用してホスト プールを作成する]を参照

③Windows Virtual Desktopエージェントのインストール
仮想マシンへ接続し、Windows Virtual Desktop エージェントをダウンロードし、インストールする
インストーラーから登録トークンを要求されるので①で取得した値を入力

④Windows Virtual Desktopエージェントブートローダーのインストール
仮想マシンにWindows Virtual Desktop エージェント ブートローダーをダウンロードし、インストールする

(3)ユーザーの割り当て
[Windows Virtual Desktop]→[ホストプール]→[セッションホスト]より該当のセッションホストにユーザーを割り当てる

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