クラシックアラート廃止に伴う注意事項

この記事は更新から24ヶ月以上経過しているため、最新の情報を別途確認することを推奨いたします。

 先日、Azure Monitor のクラシック アラートの廃止日が、2019 年 8 月 31 日に延期される旨の情報がマイクロソフト社から公表されました。
※公式ページについては以下を参照願いします。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-monitor-classic-alerts-retirement-date-extended-to-august-31st-2019/

延期されたもののいずれ廃止されることは確かなので、移行準備を進める必要が有ることに変わりは有りません。そこで今回は具体的にどういった対応が必要なのか整理してみました。

まず、先程のリンク先に記載の通り、現在マイクロソフト社がクラシックアラートの移行ツールの準備を進めており、移行ツールを用いることで各利用者が自主的にクラシックアラートを移行することが出来るようです。その一方で廃止日(2019年8月31日)を過ぎると、自動移行プロセスが実行されるようです。したがって、基本的には移行ツールを使えるようになるのを待って手動移行するか、特に何の対応もせず自動移行に任せるかの2択のとなります。

しかしながら、移行することができないクラシックアラートが有るということには注意が必要です。具体的には以下ページに記載されている3種類のクラシックアラートとなります。
・仮想マシンのゲスト メトリックに対するクラシック アラート ルール(Windows とLinux両方)
・クラシック ストレージ メトリックに対するクラシック アラート ルール
・一部のストレージ アカウント メトリックに対するクラシック アラート ルール
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/platform/alerts-understand-migration#guest-metrics-on-virtual-machines



移行できないクラシックアラートについては個別に対応が必要です。具体的な対応方法についてもマイクロソフト社のページに記載が有ります。
・仮想マシンのゲストメトリック(Windows)
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/platform/collect-custom-metrics-guestos-resource-manager-vm
・仮想マシンのゲストメトリック(Linux)
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/platform/collect-custom-metrics-linux-telegraf
・ストレージアカウントのメトリック
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/common/storage-metrics-migration#metrics-mapping-between-old-metrics-and-new-metrics

今回はリンクのみの紹介となりますが、検証結果に関しても随時投稿していきたいと思います。

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