Windows Virtual Desktop 概要

この記事は更新から24ヶ月以上経過しているため、最新の情報を別途確認することを推奨いたします。

はじめに

クラウドVDIの普及が進む中、昨年「Microsoft Ignite 2018」イベントで Microsoft が新しい VDI サービス(WVD:Windows Virtual Desktop)を発表しました。
Amazon WorkSpaces の対抗馬? Citrix Cloud や VMWare Horizon Cloud はもう要らない?など様々な意見が飛び交っていましたが、
ついに 2019年3月22日(日本時間)に パブリックプレビューが始まりました。

弊社としても早々に検証に取り掛かっており、 WVD のデプロイには成功しています。
ただし、デプロイしてみた感想として、前提条件が多く、ハマるポイントも結構ありました。
これらの情報を包み隠さず、少しずつ記事にしていきたいと思います。

 

Windows Virtual Desktop(WVD)とは

まず WVD について触れていきます。
WVD は、Microsoft が開発したクラウドサービスであり、Azure をリソースロケーションとして、
「Windows 10」や「Windows 7」の仮想デスクトップを利用することができます。

   

特徴は以下が挙げられます。
・Windows 10 マルチセッション
・Windows 7 の延長利用(無償でセキュリティ更新プログラムが取得できる)
・Microsoft 365 セキュリティに統合
・Office 365 ProPlus の最適化

 

従来のVDI/RDS環境は多くのサーバー(RDS 環境ならRDSH やRDGW 等)を必要としていましたが、WVDは完全マネージド型となり、
サーバーの管理費用を大きく抑えることができます。

またライセンス費用においても、Microsoft 365 など必要なライセンスを既に所有していれば、Azure の利用料だけで VDI を利用することが可能となり、
中でも Windows 10 のマルチセッションは、SBC 方式の利用形態がとれるので、非常にコストメリットが高いといえます。

 

デプロイメモ

まずは実際にデプロイした際のポイントを以下に記載していきます。

・2台デプロイで30分ちょっとかかった。(デプロイするVM台数を増やすとどれくらい時間が増えるのかは要確認)
・ドメイン連携必須なので、デプロイする VM の参照先 DNS 設定を忘れずに。
・WVD のコマンドレットでの操作が必要。
・Azure AD やサブスクリプション連携が複雑。

 

 いくつかパターンを試しているので、詳細なデプロイ作業の記事も後ほどアップします。

  



以上

 

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